「うちエコ診断」の資格を有する診断士が、家庭の年間エネルギー使用量や光熱費などの情報をもとに、専用ソフトを用いて、その土地の気候や受診家庭のライフスタイルに合わせて無理なくできる省CO2・省エネ対策を提案する事業で、以下の4点を柱としています。
福井県地球温暖化防止活動推進センターでは、実践的な省エネ行動への転換を促すために、昨年度に引き続き、「うちエコ診断」を100世帯に実施しました。これに対し、事後調査票送付件数は85件、このうち50件の返却があり、返却率は58.8%でした。調査票の返却のない方には、事後調査票を再送しています。
事後調査票の返却のあった世帯50世帯のCO2排出削減量は、86781.4825kg/年(86.4t)で、1世帯当たり平均1735.62965kg/年(1.73t)でした。
登録しているうちエコ診断士に対してフォローアップ研修会を開催し、7名のうち6名が参加しました。平成29年度の診断実施予定を説明するとともに、診断実施における諸注意を再確認しました。また、診断スキルの向上を目的に、家庭エコ診断制度運営事務局(一般社団法人地球温暖化防止全国ネット)の川原博満氏を招き、うちエコ診断士の診断スキルアップ、新うちエコ診断ソフトについて講義を行いました。
10/22,11/3・4は荒天となり、あまり診断実施ができませんでしえたが、他のイベントでは20名/日もの診断ができた日もあり、ソフトの操作など、フォローアップ研修の成果が見られました。
インターネットが使用可能な受診者に対しては、家庭エコ診断制度ポータルサイトの受診申込ページをご案内しました。一方、ウェブ環境が十分にない方や入力方法等がわからない方に対しては、用紙での申し込みを受付け、診断実施機関にて代行入力を行いました。
平成29年度診断実施期間中(平成29年4月〜平成30年2月)において、受診者から個人情報及び消費者トラブルに関する苦情はありませんでした。
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